君だけが俺の居場所だった


家へ着く頃。

スマホが震えた。

反射的に取り出す。

翡翠だった。

『ごめんね😭』

『今日行けなかった💦』

たったそれだけ。

なのに。

胸が軽くなる。

自分でも呆れるくらい。

単純だった。

『緋色は』

短く送る。

数秒後。

返信。

『まだ38.5ある🥲』

『ずっと寝てる』

続いて写真が送られてくる。

布団にくるまる緋色。

額には冷えピタ。

完全に病人だった。

思わず少し笑う。