君だけが俺の居場所だった


「鍵は?」

「ある」

「ちゃんと家入れる?」

「子供じゃない」

「今は病人」

「病人じゃない」

「病人」

「違う」

言い返している途中で小さく咳き込む。

翡翠は呆れた。

ここまでくると逆にすごい。

「部屋まで送る」

「は?」

「だって心配だもん」

「いい」

「無理」

「なんなんだお前」

本気で意味が分からない。

そんな顔をされた。