君だけが俺の居場所だった


美都は写真を見る。

布団。

冷えピタ。

眠る緋色。

そして。

その横に映る翡翠の手。

一瞬。

胸がざわついた。

緋色はいいな。

そんな感情が浮かぶ。

自分でも驚く。

何を考えているんだ。

相手は弟だぞ。

でも。

止まらない。

熱を出したら。

付きっきりでいてもらえる。

苦しかったら。

名前を呼べる。

眠るまでそばにいてもらえる。

そして。

翡翠も当たり前みたいに隣にいる。

羨ましい。

その感情に気付いて。

美都は頭を抱えた。