君だけが俺の居場所だった


昼前。

三人で買い物へ行くことになった。

緋色がどうしてもアイスを買いたいらしい。

近くのショッピングモール。

休日だから人も多い。

翡翠は前を歩く。

その後ろに緋色。

さらに後ろに美都。

そんな並びだった。

その時だった。

人の波が流れる。

緋色が「あっ」と声を上げた。

気付けば。

美都が少し離れてしまう。

ほんの数メートル。

それだけ。

でも。

翡翠は無意識に振り返った。

神城くん。

その姿を探していた。