君だけが俺の居場所だった


夕飯の時間。

三人で食卓を囲む。

いつも通り。

緋色はよく喋る。

翡翠は笑う。

美都は聞いている。

それだけなのに。

落ち着く。

家族みたいだ。

そんな考えが浮かぶ。

そして。

その瞬間。

胸が少し痛んだ。

自分にはなかったものだから。