一方で。 翡翠も静かだった。 いつもなら話しかけている。 でも今日は違う。 頭の中がいっぱいだった。 神城くんは特別。 さっき自分で言った言葉。 嘘じゃない。 本音だった。 だからこそ。 妙に意識してしまう。 美都が隣にいる。 安心する。 見えなくなると探してしまう。 元気がないと気になる。 泣いていると苦しい。 今日。 崩れ落ちた姿を見た時。 本気で怖かった。 もし間に合わなかったら。 もし一人だったら。 そう考えるだけで胸が締め付けられる。