美都は目を閉じる。 翡翠の温もりを感じる。 初めてだった。 こんな風に誰かに縋ったのは。 こんな風に弱さを見せたのは。 そして。 初めてだった。 誰かが。 その手を離さなかったのは。 雨はまだ降り続いていた。 それでも。 今だけは。 少しだけ温かかった。