君だけが俺の居場所だった


「元気だった?」

母親が聞く。

その言葉に。

美都の指が震えた。

元気?

本気で言っているのか。

聞きたいことは山ほどあった。

どうしていなくなった。

どうして捨てた。

どうして迎えに来なかった。

なのに。

何も言えない。

喉が動かない。