君だけが俺の居場所だった


昼休み。

いつもの踊り場。

翡翠はパンを食べていた。

「神城くん」

「何」

「今週末空いてる?」

心臓が跳ねる。

なんで。

そんな普通の質問で。

「……たぶん」

「よかった」

翡翠が笑う。

「映画の続き見よ」

それだけだった。

本当に。

それだけ。

なのに。

嬉しい。

そんな自分が嫌になる。