君だけが俺の居場所だった


買い物袋を持った翡翠がリビングへ入ってくる。

「何話してたの?」

楽しそうに聞く。

緋色は満面の笑み。

「内緒ー!」

翡翠は首を傾げる。

美都は視線を逸らした。

胸がうるさい。

認めたくない。

でも。

もう分かっている。

神城美都は。

少しずつ。

どうしようもなく。

橘翡翠に恋をしていた。