君だけが俺の居場所だった


しばらく沈黙。

ゲーム音だけが響く。

その時だった。

緋色が突然言う。

「神城さんさ」

「何」

「姉ちゃん好きでしょ」

部屋が静まり返った。

美都の手が止まる。

数秒。

完全に固まった。

「……は?」

やっと出た言葉だった。

「だから姉ちゃん」

緋色はケロッとしている。

「好きでしょ?」

「違う」

即答だった。

人生最速だった。

緋色が吹き出す。

「はや」

「違う」

「はいはい」

全然信じていない。

美都の眉間に皺が寄る。

最悪だった。

なんでこんな話になる。