君だけが俺の居場所だった


昼休み。

踊り場。

今日は少し静かだった。

翡翠がジュースを飲んでいる。

その時。

男子生徒がやってきた。

「橘」

以前告白した委員会の男子だった。

美都の表情が固まる。

「この前のお礼」

男子がジュースを差し出す。

「委員会手伝ってくれたから」

翡翠が笑う。

「ありがとう」

それだけ。

本当にそれだけ。