君だけが俺の居場所だった

「ずっと1人でいてそれが当たり前で誰も信用なんてしなかった」

「うん」

「冷たく接する俺にいつも優しい笑顔を向けて傍に居続けてくれたのは翡翠だけだった」

真剣な顔で私を真っ直ぐに見つめてくる美都。

「翡翠だけが俺の居場所だった」

親に捨てられて1人寂しくずっと泣きながら過ごしてきた美都の居場所に私はなれたんだ。

これから先も美都が1人で寂しい思いをしないように1人で泣くことがないように私がずっとそばに居続ける。

「私がずっと神代くんの傍にいるから」

「ありがとう翡翠」

そう言った美都の顔は今までで1番綺麗な笑顔だった。

雨の日に始まった2人の物語は

雨の日にようやく1つになった