君だけが俺の居場所だった


「神城くん昨日も雨に濡れてたよね」

「……」

「今日学校休んだし」

「関係ない」

「あるよ」

翡翠は真っ直ぐ言う。

「心配したもん」

その言葉に。

美都の表情が少しだけ止まった。

心配。

そんな言葉を向けられることなんて滅多になかった。

だから返し方が分からない。

「余計なお世話」

やっと出た言葉はそれだった。