君だけが俺の居場所だった


キッチン。

翡翠が卵を割る。

その横に立つ。

「神城くん?」

「何」

「なんでいるの」

「別に」

即答だった。

でも。

説得力はなかった。

翡翠は少しだけ笑う。

「手伝ってくれる?」

「……何すればいい」

素直だった。

最近の美都では考えられないくらい。