君だけが俺の居場所だった


電話を切る。

静かな朝が戻る。

翡翠は立ち上がった。

「朝ご飯作ろうかな」

そう言ってキッチンへ向かう。

その背中を。

美都は見つめる。

立ち上がる。

そして。

無意識に後を追った。

自分でも気付いていない。

でも。

翡翠が視界から消えると不安になる。

もうそこまで来ていた。