「おはよう」 すぐ近くから声がした。 翡翠だった。 まだ隣にいる。 寝ていなかったのか。 目の下には少し隈があった。 「……寝ろよ」 思わず言う。 翡翠は笑った。 「神城くんもね」 言い返せない。 二人とも酷い顔だった。 でも。 不思議だった。 いつもより少しだけ楽だった。