君だけが俺の居場所だった


「……一人で寝るのか」

言った瞬間。

美都は後悔した。

何を言っているんだ。

自分は。

翡翠も固まっている。

当然だった。

こんなの。

どう考えてもおかしい。

「神城くん」

翡翠が困ったように笑う。

「寝るよ?」

当たり前の返事だった。

なのに。

胸が苦しくなる。

行かないでほしい。

離れないでほしい。

そんな感情が溢れてくる。