夜。 時計は十時を回っていた。 「お風呂どうする?」 翡翠が聞く。 「後で」 「先入って」 「別に」 「入って」 押し切られる。 結局。 風呂へ向かうことになった。 脱衣所で鏡を見る。 酷い顔だった。 目の下の隈。 痩せた頬。 自分でも分かる。 最近まともじゃない。 でも。 どうすればいいのか分からなかった。