君だけが俺の居場所だった


放課後の帰り道一人だった。

最近はずっと一緒だったから。

余計に長く感じる。

スマホを見る。

トーク画面。

開いては閉じるを繰り返す。

何を送ればいい。

理由がないから送れない。

家へ着く頃スマホが震えた。

反射的に取り出す。

翡翠だった。

『ごめんね😭今日行けなかった💦』

たったそれだけなのに胸が軽くなる。

自分でも呆れるくらい単純だった。

『緋色は』

短く送る。

数秒後返信が来る。

『まだ38.5ある🥲ずっと寝てる』

続いて写真が送られてくる。

布団にくるまる緋色。

額には冷えピタ。

完全に病人だった。

思わず少し笑う。