走り出す。 校舎。 廊下。 階段。 美都を探す。 胸が苦しい。 最近ずっと様子がおかしかった。 眠れていなかった。 顔色も悪かった。 やっと少し落ち着いたと思ったのに。 今の話を聞いていたなら。 もし。 一人で抱え込んでいたら。 「神城くん……」 嫌な予感だけが膨らんでいく。