気付けば校舎裏まで来ていた。 壁に背中を預ける。 荒い呼吸。 震える指。 胸を押さえる。 苦しい。 どうして。 こんなに。 「……っ」 自分でも分からない。 でも。 一つだけ分かる。 もし翡翠が誰かを選んだら。 自分は壊れる。 そんな確信だけがあった。