君だけが俺の居場所だった


昼休み。

翡翠は飲み物を買いに行く途中だった。

渡り廊下を歩いていると。

奥の非常階段に人影が見える。

美都だった。

座り込んでいる。

膝に腕を乗せ。

俯いていた。

いつもの美都じゃない。

思わず足が止まる。

声を掛けようとして。

やめた。

今は違う気がした。

そのまま静かに立ち去る。

だけど胸がざわついた。