君だけが俺の居場所だった


橘家に着く。

緋色は先に部屋へ走って行った。

「ゲームしよう!」

そう言いながら。

相変わらず元気だった。

リビングには。

美都と翡翠だけが残る。

珍しく静かだった。

「神城くん」

翡翠が呼ぶ。

「何」

「最近ちゃんと寝てる?」

またその話だった。

美都は視線を逸らす。

「寝てる」

「嘘」

即答だった。