「じゃあ約束する」 美都が目を見開く。 「明日」 翡翠は指を一本立てた。 「昼休み」 もう一本。 「いつもの踊り場」 最後に小指を差し出す。 「絶対行く」 子供みたいな約束だった。 でも。 翡翠は真剣だった。 「だから今日は帰る」 優しい声。 そして。 「待ってて」 その言葉に。 美都の呼吸が少しだけ落ち着く。