「……分からないだろ」 ぽつりと零れる。 翡翠が首を傾げる。 「何が?」 「明日なんて」 声が震える。 「そんなの分からない」 父親もそうだった。 母親もそうだった。 昨日までいたのに。 次の日にはいなくなった。 だから。 信じられない。 信じるのが怖い。 「神城くん」 翡翠は少しだけ考える。 そして。 ふっと笑った。