君だけが俺の居場所だった


翡翠は鞄を持つ。

玄関へ向かおうとする。

その時だった。

美都の手が動いた。

無意識だった。

翡翠の制服の袖を掴む。

ぴたりと動きが止まる。

翡翠が振り返る。

美都自身も固まった。

何をしているんだ。

自分は。