君だけが俺の居場所だった


「神城くん」

静かな声。

「何」

「私はいなくならないよ」

その瞬間。

美都の呼吸が止まった。

心臓が痛いほど鳴る。

翡翠は続ける。

「だから少し寝よう?」

優しい声だった。

何の保証もない言葉。

未来なんて誰にも分からない。

それなのに。

信じたくなってしまう。