家にいた美都は。 通知を見た瞬間。 立ち上がっていた。 翡翠からだった。 たった一通。 たったそれだけ。 なのに。 胸が苦しいほど嬉しい。 おかしい。 本当に。 こんなの。 今までの自分じゃない。 でも。 止められない。 気付けば指が動いていた。 『今どこ』 送信してから。 美都は初めて気付く。 それが。 ただ教科書のことを聞く返信じゃなかったことに。