君だけが俺の居場所だった


昼休み終了五分前。

翡翠は飲み物を買いに行こうとしていた。

階段を降りる。

すると。

踊り場の窓際に人影が見えた。

美都だった。

一人で座っている。

誰もいない場所。

窓の外を見ていた。

雨を。

ただ静かに。

翡翠は足を止める。

なぜだろう。

少しだけ寂しそうに見えた。