君だけが俺の居場所だった


放課後。

教室。

友達と話していた時だった。

ふと視線を感じる。

振り返る。

神城くんがいた。

目が合う。

でも。

すぐ逸らされた。

最近よくある。

気付けば見ている。

でも目が合うと逸らす。

まるで何かを隠しているみたいに。

「最近神城くん変じゃない?」

友達が言った。

私は返事ができなかった。

だって。

私もそう思っていたから。

帰り道。

神城くんの隣を歩く。

前より静かになった。

いや。

静かというより。

考え込んでいる。

そんな感じ。

何か言いたそうなのに。

言えない。

そんな顔をしている。