君だけが俺の居場所だった


雨の日の電話から数日。

美都は少しだけ落ち着いていた。

眠れる日も増えた。

過呼吸も起きていない。

学校にも普通に通えている。

翡翠のおかげだ。

認めたくはないけれど。

それが事実だった。

昼休みいつもの踊り場に隣には翡翠。

それだけで安心するそんな日々だった。

その日昼休みが終わったあと美都は生徒会室へ向かっていた。

廊下を歩く。

その時だった。

視界の先に翡翠がいた。

男子と話している。

委員会の男子だった。

以前翡翠に告白したあいつ。

美都の足が止まる。

胸がざわつく。