六月の雨は今日も続いていた。 昼休み。 翡翠は友達と昼食を食べていた。 何気なく教室を見渡す。 そして。 また気付いた。 美都の席が空いている。 「またいない」 ぽつりと呟く。 「誰が?」 友達が聞く。 「神城くん」 「あー」 友達は納得したように頷いた。 「確かに昼休みいつもいないよね」 「だよね」 「生徒会じゃない?」 「毎日?」 「さぁ」 会話はそこで終わった。 でも。 翡翠の中では終わらなかった。