君だけが俺の居場所だった


昼休み。

いつもの踊り場。

翡翠が隣へ座る。

「なんか久しぶりだね」

そう言って笑った。

美都は眉をひそめる。

「二日だぞ」

「でも久しぶり」

翡翠は楽しそうだった。

少し沈黙が流れる。

その後。

美都がぽつりと言う。

「緋色は」

翡翠が目を丸くした。

「元気だよ」

「そうか」

それだけだった。

でも。

翡翠はなぜか嬉しそうだった。