君だけが俺の居場所だった


「神城先輩?」

後輩が呼ぶ。

すると美都は何事もなかったように振り返った。

「何」

いつもの声。

いつもの表情。

さっきの様子なんて嘘みたいだった。

後輩達も誰も気付いていない。

翡翠だけが違和感を覚える。

無理してる。

そう思った。

根拠なんてない。

でも。

そうとしか見えなかった。