朝食を食べ終えたあと。 緋色はソファでゲームを始めていた。 翡翠は食器を片付けている。 美都は何となく窓の外を見た。 雨は止んでいた。 帰れる。 本来なら。 それでいいはずだった。 なのに。 なぜか立ち上がれない。 「神城さん」 緋色が振り返る。 「何」 「今日も泊まる?」 沈黙。 翡翠が盛大にむせた。