君だけが俺の居場所だった


翌日美都は学校に来なかった。

美都が学校を休むなんて凄く珍しい事だった。

教室が少しざわつく。

「神城くん休み?」

「珍しくない?」

先生も心配そうだった。

窓の外を見ると今日も雨。

胸の奥が嫌な感じだった。

理由は分からない。

でも昨日の後ろ姿が離れない。

その日の帰り道一人で歩いていた。

傘を叩く雨音。

いつもの公園の前を通り過ぎようとしてふと足を止める。

ベンチに誰かが座っていた。

雨の中びしょ濡れのまま俯いている。

見間違えるはずがなかった。

神城美都だった。

心臓が大きく鳴る。

そして気付けば足はその人へ向かっていた。