君だけが俺の居場所だった


放課後。

空は朝からずっと曇っていた。

帰り道。

美都と翡翠は並んで歩いていた。

住宅街へ入った時だった。

ぽつり。

頬に冷たいものが落ちる。

雨だった。

美都は反射的に空を見上げる。

ぽつり。

ぽつり。

また落ちてくる。

その瞬間。

胸の奥がざわついた。

嫌な感覚だった。