君だけが俺の居場所だった


昼休みいつもの踊り場。

翡翠はジュースを飲みながら言った。

「神城くん」

「何」

「最近ほんと変」

美都は何も言わない。

翡翠は少し眉を下げる。

「ご飯食べてる?」

「食べてる」

「寝てる?」

「寝てる」

「嘘」

即答だった。

「嘘じゃない」

「嘘」

またそれだった。

放課後翡翠は委員会だった。

だから先に帰る。

いつもなら気にならない。

でも今日は違った。

帰り道無意識にスマホを見る。

連絡は来ていない。

当たり前だ。

委員会中なんだから。

それでも何度も確認してしまう。

自分でも止められない。