その時だった。 翡翠のスマホがまた震える。 今度は友達かららしい。 『放課後カラオケ行こう!』 画面がちらっと見えた。 翡翠は少し考える。 そして返信を打つ。 『ごめん!今日は無理!』 美都は何となく聞いた。 「行かないのか」 「ん?」 「友達」 翡翠は笑う。 「今日は緋色の様子見たいから」 当たり前みたいな答えだった。