君だけが俺の居場所だった


放課後。

生徒会室へ向かう途中だった。

廊下の向こうに翡翠が見える。

友達と話していた。

その時。

男子生徒が近付く。

昨日の委員会のやつだった。

翡翠は笑う。

向こうも笑う。

何かを話している。

楽しそうだった。

美都は無意識に立ち止まる。

「神城先輩?」

後輩に呼ばれて我に返った。

「……何でもない」

そう言って歩き出す。