君だけが俺の居場所だった


翌日。

昼休み。

美都はいつもの踊り場へ向かった。

今日は翡翠が先にいた。

窓際に座っている。

美都を見るなり手を振った。

「神城くん」

その顔を見た瞬間。

昨日の妙なもやもやが少しだけ消える。

自分でも意味が分からなかった。

「今日は委員会ないのか」

ぽつりと聞く。

翡翠は少し驚いた顔をした。

「ないよ」

「そうか」

それだけだった。

でも。

翡翠はなぜか嬉しそうだった。