君だけが俺の居場所だった


美都は眉をひそめる。

「どこが」

「心配してくれたじゃん」

「してない」

「した」

「してない」

翡翠は笑う。

本当に楽しそうに。

その顔を見ながら。

美都はふと思った。

昨日。

翡翠が来なくて落ち着かなかった。

今日。

翡翠が来て安心した。

その理由が分からない。

分からないけれど。

一つだけ確かなことがあった。

昼休みが終わるのが。

少しだけ早く感じるようになっていた。