君だけが俺の居場所だった


昼休み。

美都はいつもの踊り場へ向かう。

昨日は来なかった。

今日はどうだろう。

そんなことを考えた瞬間。

自分で自分に呆れる。

何を期待しているんだ。

踊り場へ着く。

そして。

「お待たせ」

聞き慣れた声がした。

美都は思わず視線を向ける。

翡翠だった。

「遅い」

言ったあとで気付く。

完全に待っていたみたいな言葉だった。