君だけが俺の居場所だった


「神城くん」

呼び止められる。

美都が振り返る。

「何」

「心配してくれたの?」

その言葉に。

美都は一瞬黙った。

「別に」

即答だった。

翡翠は吹き出す。

「絶対心配してたじゃん」

「してない」

「してた」

「してない」

昨日のやり取りと同じだった。

でも。

どこか違った。