無気力御曹司さんが私を離してくれませんっ!

とにかく強がる。強がってればきっと大丈夫。

そんなやわい期待もあり、この性格になった。

この夢の後でものすごく気分が悪いが、今日も今日とて学校があるわけで。学校終わったらバイトでしょ。

唯一の安らぎが親友のつきはとのおしゃべりの時間。つきははほんとの性格で接せられる唯一の……"親友"だから。


「うわ…ヤバイ」

時計を見たら7時を指していた。急いで制服に着替え、適当に髪を結う。


「まぁ……ポニテでいいだろう。」


これがシンプルこそベストってやつ。


「いってきまーす!」


急いで家をでて、誰もいない家にわざわざ明るく『いってきます』を言うのは理由がある。

念のため、親がいないことはつきは以外には言ってない。『いってきます』がなかったら親がいないのがバレる。


急いで交差点をわたろうとしたら……。

同じ二瀬(にのせ)中の制服をきた背の高い男の子がいた。

ただそんなの気に留めるほど時間があったらよかったが……今は7時20分。

校門が閉まり、チャイムがなるのが8時ぐらい。がいつもなのだが、今日は朝礼というものがあるのだ。

校長の話を10分以上炎天下で聞かされる。だから40分には教室についていなければ遅刻判定になる。

といういつも遅刻ギリギリの私には地獄のようなイベントである。