私だけが知っている、君の秘密


「何」

いつもの返事。

私は少しだけ笑う。

前は怖かったその言葉も。

今は少し慣れた。

「あのさ」

言いかける。

でも。

写真のことは聞けなかった。

代わりに違う言葉が出る。

「今日はありがとう」

珀翔が首を傾げた。

「何が」

「生徒会室」

「居づらくなかったから」

すると。

珀翔は少しだけ驚いた顔をした。