私だけが知っている、君の秘密


「天音さん?」

伊織が立ち上がる。

「どうしたの?」

「先生から書類を預かってきました」

「あぁ、ありがとう」

伊織が受け取ろうとすると

「こっち」

突然声がした。

珀翔だった。

私は少し驚く。

珀翔は机を指差していた。

「そこ置けばいい」

「う、うん」

私は書類を机に置きチラッと珀翔を見ると珀翔はすぐに視線を戻した。

でも表情に前みたいな冷たさは少しだけ薄れていた。