私だけが知っている、君の秘密


窓際の席。

一人で本を読んでいる。

やっぱり本が好きなんだ。

私は少し迷った。

話しかけるべきかな。

やめた方がいいかな。

すると。

白石くんの手元から何かが見えた。

写真だった。

あの日落とした写真。

私は思わず立ち止まる。

白石くんはその写真をじっと見つめていた。