私だけが知っている、君の秘密


うるあ「白石くん?」

反応がないから不安になってもう一度呼んでみる。

その時。

ガタンッ!

何かが倒れる音がした。

私は慌てて音のした方を見るけど暗くてよく見えない。

でも、荒い呼吸だけが聞こえた。

珀翔「はっ……っ……」

苦しそうな息遣いが聞こえて私は胸がざわつく。

その声は明らかに普通じゃなかった。

うるあ「白石くん……?」

私は暗闇の中でもう一度声をかけた。

返事はないけど荒い呼吸だけが聞こえる。

珀翔「っ……は……」

すごい苦しそうでどうにかしなきゃと私はゆっくり音のする方へ近付いた。

うるあ「白石くん」

その時。

珀翔「来るな」

白石くんの低い声が響いた。

初めて聞く声に思わず足をとめる。

冷たいんじゃなくて怯えているような声。